被災地狙い詐欺未遂疑い、福島 屋根修理とうそか

AI要約

福島県沿岸部の住宅を狙い、屋根の修理代名目に現金をだまし取ろうとしたとして、23歳の男性が詐欺未遂で逮捕された。

男性は匿名・流動型犯罪グループのリーダー格とみられ、様々な被害が報告されている。

容疑者は福島県南相馬市の男性宅を訪れ、うその情報を伝えて約147万円をだまし取ろうとしたとされる。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で被災した福島県沿岸部の住宅を狙い、屋根の修理代名目に現金をだまし取ろうとしたとして、県警は11日、詐欺未遂の疑いで埼玉県新座市野火止、会社役員田島拓巳容疑者(23)を逮捕した。県警によると、容疑を否認している。

 県警は、容疑者がSNSなどでつながり活動する匿名・流動型犯罪グループ(匿流)のリーダー格とみている。同様の手口に関する被害申告や相談が計約50件あり関連を調べる。

 逮捕容疑は5月下旬、何者かと共謀し福島県南相馬市の男性宅を訪れ「木が腐っている」などとうそをつき、屋根の修理代名目で約147万円をだまし取ろうとした疑い。