「化石の宝庫」、学び与え続け フタバスズキリュウも発掘 展示施設開業40年 福島・いわき

AI要約

福島県いわき市で見つかった化石の展示施設が10月で開業40年を迎える。

古代生物の化石が多く発掘される「化石の宝庫」として知られる同市。訪れる子供たちに、全国的にも貴重な学びや娯楽の場を提供し続けている。

いわき市によると、同市がある土地は古代の長い期間、海だったという。このため、幅広い年代の地層が風化せずに水中に堆積し、貴重な古代生物の化石発見につながったとされる。1968年に市内の川岸で見つかったフタバスズキリュウの化石もその一つ。高校生の時に発見した同市の鈴木直さん(72)は「日本で恐竜や首長竜の化石は見つからないという定説を覆す発見で、感慨深かった」と振り返る。