祇園祭、盛大に山車行進 千葉・成田〔地域〕

AI要約

成田祇園祭は、成田山新勝寺周辺で300年以上続く祭りで、大日如来を祀る祭りとして始まった。

山車や屋台が参道を練り歩き、奉納総踊りが行われるなど、盛大な祭りで熱狂的な雰囲気だった。

締めくくりに再び山車が門前町を駆け抜け、45万人以上の観光客が訪れた。

 約300年の歴史を持つ「成田祇園祭」が、千葉県成田市の成田山新勝寺周辺で行われた。フィナーレを迎えた7日には、5メートルもの山車(だし)が門前町を勇猛に行進。猛暑の中、45万人以上が熱狂の渦に巻き込まれた。

 祇園祭は、新勝寺本尊の大日如来のある奥之院が外部に開放され、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する年に一度の祭礼「成田山祇園会」開催を民衆がお祝いしようと始まったとされる。山車は成田山周辺の町会が持つもので、朱雀天皇や源義家らの人形が屋根の上に配置された。

 晴れ渡った空の下、「エイサー」との掛け声と祭りばやしが鳴る中、女性や若者らが綱を引く山車や屋台10台が参道を駆け上がった。夕方、山車は新勝寺に一斉に集結。締めくくりとなる奉納総踊りが行われ、再び山車は門前町に走りだした。