群馬・太田女児不明28年「帰り待っている」 県警、情報求めCM

AI要約

1996年、群馬県太田市で行方不明になった4歳の横山ゆかりちゃんの事件について、情報を求めるCMの撮影が行われた。CMではゆかりさんの家族のために情報提供を呼びかけ、重要参考人や報奨金について説明された。

毎年制作されているCMで、事件の風化を防止し、情報提供を広く求める意義が強調されている。小さな情報でも多く集まれば事件解決の可能性が高まるとされている。

放送期間は1カ月で、1日4回放送される。28年間経ってもゆかりちゃんの帰りを待ち続ける家族の思いが伝えられ、事件の重要性が訴えられている。

群馬・太田女児不明28年「帰り待っている」 県警、情報求めCM

 群馬県太田市内のパチンコ店で1996年、当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件で、情報を求めるCMの撮影が4日、太田署であった。太田、桐生両市などを拠点にするケーブルテレビ局「光ネット」(太田市)が同署と共同で制作。事件発生から28年となる7日から1カ月間、1日4回放送する。

 CMは約3分間。県警刑事部重要事件特別捜査班長の今井敦警部(44)らがポスターを手に「28年間、ゆかりさんの帰りをずっと待っているご家族のためにも情報が必要です」と協力を呼びかけ、重要参考人になっている男性の特徴や、有力な情報提供者への報奨金などを説明した。

 2016年から毎年制作している。今井警部は「事件の風化を防止するためにも、広く情報提供を求めることは重要。ささいな情報でも多ければ解決に迫る確率は高まる」と話した。【湯浅聖一】