和歌山市民13万人分の税額通知データが流出 給与額や氏名含む

AI要約

和歌山市の市民13万5118人分の個人情報が流出した事件が発表された。流出したデータには2023年度分の税額決定通知書の情報が含まれており、95%以上が被害を受けている。

情報処理会社「イセトー」がサイバー攻撃を受け、ランサムウエアに感染したことが原因で個人情報が漏えいした。被害相談はまだないものの、匿名性の高い闇サイトに情報が公開されてしまった。

市民の個人情報保護が重要であり、セキュリティ対策の強化が求められる状況である。

和歌山市民13万人分の税額通知データが流出 給与額や氏名含む

 和歌山市は3日、13万5118人分の市民の住所や氏名、給与額などの個人情報が流出したと発表した。給与から税金を天引きされている市民の95%以上が該当する。これまでに情報流出による被害相談はないという。

 市によると、流出したのは2023年度分の税額決定通知書のデータ。個人情報以外に勤務する会社名などの情報も漏えいした。通知書の作成を委託している情報処理会社「イセトー」(京都市)がサイバー攻撃を受け、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染したことが原因という。

 同社から1日に報告があった。匿名性の高い闇サイト上で流出した情報がダウンロードできる状態だったという。【駒木智一】