葬儀の送迎バスが動き出す、停止を試みた男性が死亡…運転手を書類送検

AI要約

広島市安芸区中野の寺の駐車場で葬儀の送迎で駐車していたマイクロバスが急勾配の坂を下り、参列者の男性がひかれて死亡した事故。広島県警が運転手を過失運転致死容疑で書類送検。

運転手は車止めなどの措置を取らずにバスを駐車し、男性を死亡させた疑いがある。バスはサイドブレーキをかけていたが、15人が乗っている最中に動き出した。

同署は急勾配の坂道での適切でない駐車方法を問題視。運転手は「正しい駐車方法ではなかった」と話している。

 広島市安芸区中野の寺の駐車場で2月、葬儀の送迎で駐車していたマイクロバスが坂を下り始め、前方でバスを止めようとした参列者の男性(当時54歳)がひかれて死亡した事故で、広島県警海田署は2日、運転手だったタクシー会社社員の男(57)を、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑で地検に書類送検した。「正しい駐車方法ではなかった」などと話しているという。

 捜査関係者によると、運転手は2月8日午後1時頃、車止めなどの措置を取らずにバスを坂道に駐車し、男性を頭部外傷で死亡させた疑い。

 バスはサイドブレーキをかけて駐車していたが、15人が乗り込んだところで動き出したという。同署は急勾配の坂道での駐車では、措置が不十分だったと判断した。