「人気者になって」高知の2動物園、赤ちゃんにアンパンマン由来の名

AI要約

高知県内の動物園で生まれたジャガーとアメリカビーバーの愛称が発表されました。ジャガーの兄妹はやなせたかし作品にちなんだ名前で、アメリカビーバーはアンパンマンのキャラクターから名付けられました。

ジャガーの兄妹は誕生後10倍近くに成長し、母乳以外に肉も食べています。アメリカビーバーの三つ子は乳離れし、元気に走ったり泳いだりしています。

30日には命名式が行われ、今後の来園者増加が期待されています。愛称案は来園者の投票で決定されました。

「人気者になって」高知の2動物園、赤ちゃんにアンパンマン由来の名

 高知県内の二つの動物園で4月に生まれたジャガー2頭とアメリカビーバー3頭の愛称が6月30日、発表された。子どもの人気者になってほしいという願いを込め、高知に縁がある漫画家やなせたかしさんの人気作品にちなんだ命名となった。

 わんぱーくこうちアニマルランド(高知市)は6日に生まれたジャガーの双子の兄に「ユウキ」、妹に「アイ」と付けた。やなせさん作詞の「アンパンマンのマーチ」を参考にしたという。体重は誕生時の10倍近くになり、母乳以外に肉も食べている。

 アメリカビーバーの三つ子は13日、高知県立のいち動物公園(香南市)で生まれた。愛称は「ジャム」「バター」「チーズ」。やなせさん原作のアニメ「それいけ!アンパンマン」の登場キャラクターの名前をもとにしたという。3頭は乳離れし、成獣を懸命に追って走ったり泳いだりしている。

 30日は両園で命名式があった。やなせ夫妻が主人公のモデルになるNHK連続テレビ小説「あんぱん」が来年放送されることもあり、両園では来園者の増加を期待している。愛称案はそれぞれ3通り用意し、来園者の投票が多い案を採用した。(亀岡龍太)