元整備士に禁錮5年求刑 杉並母子死亡事故、初公判

AI要約

昨年12月、東京都杉並区で起きた自動車事故で、イラストレーターの杉本千尋さんと小学1年生の三女凪さんがはねられ死亡。元整備士が過失致死の罪で起訴される。

被告は起訴内容を認め、検察側は禁錮5年を求刑。被告は二人の命を奪ったことを申し訳なく思い謝罪。

判決は7月19日に出される予定。

 東京都杉並区で昨年12月末、自動車整備工場から出てきた車にイラストレーターの杉本千尋さん=当時(43)=と、小学1年の三女凪さん=同(6)=がはねられ死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた元整備士の漆原宏太被告(51)は27日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。検察側は禁錮5年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は7月19日。

 検察側は冒頭陳述で、被告が客から車検に出された車を試運転しようとバックした際、ブレーキとアクセルを踏み間違えたと指摘。被告は「2人の命を奪ったことを申し訳なく思う」と被告人質問で謝罪した。