信号無視など繰り返せば利用停止に 「Luup」が新たな罰則制度発表

AI要約

電動キックスケーターのシェアリングサービス「Luup」が、繰り返し軽い違反をする利用者に対する新たな罰則制度を導入すると発表。

違反者には一定の点数以上でアカウントを30日間凍結し、再度の違反があれば無期限でサービスを使えなくする仕組み。

警察とも連携して違反情報を収集し、都内で運用を開始。今後全国に拡大していく予定。

信号無視など繰り返せば利用停止に 「Luup」が新たな罰則制度発表

電動キックスケーターのシェアリングサービスを展開する「Luup」は、比較的軽い違反でも、繰り返した場合はアカウントを凍結するなどの新たな罰則制度を始めると発表しました。

電動キックスケーターをめぐっては、去年7月、改正道交法が施行され基準を満たせば「特定小型原動機付自転車」として16歳以上の人が運転免許なしで乗れるようになりました。「Luup」によりますと都内で利用される回数は法改正前に比べ、およそ5倍になっているということです。一方、警察庁によりますと去年7月からことし4月までの全国の「特定小型原動機付自転車」の検挙件数は1万8516件で、このうち通行区分違反が54パーセント、信号無視が32パーセントを占めました。「Luup」は飲酒運転などの悪質な違反を確認した場合はこれまでもアカウントを凍結してきましたが、基本的な交通ルールを守らず比較的軽い違反を繰り返す人にも対処するため、こうした違反にも点数を設け、一定の点数以上に達した人のアカウントを30日間凍結する罰則制度を始めると発表しました。

利用停止期間の後、1年以内に再度、違反が確認されると無期限でサービスが使えなくなる仕組みです。

違反者本人からの自己申告のほか、警察が取り扱った違反で本人の同意があるものについても情報提供を受けて違反を把握するということです。都内ではすでに運用が始まっていて、今後、順次全国に拡大していくとしています。