捕まえた猫を溺死させた容疑、逮捕の男「2年間で60匹殺した」…福岡県警

AI要約

福岡県警は、行橋市の男性が猫を殺して川に投棄するなどの動物虐待を行い、約60匹の猫を殺害した疑いで逮捕されたことを発表した。

男性は自宅周辺で箱わなを設置し、捕まえた猫を溺死させた後、川に投棄していた。住民の情報提供と防犯カメラ映像で犯行が発覚し、男性は容疑を認めている。

男性は猫の排せつ物やアライグマによる被害に悩まされ、動物を殺すことを繰り返していたと供述している。

 福岡県警は24日、猫を殺して投棄したなどとして、同県行橋市の農業の男(66)を動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の両容疑で逮捕、送検したと発表した。箱わなで捕まえた猫などを川に沈めて溺死させており、「今年3月までの約2年間で約60匹殺した」と供述しているという。

 発表では、男は2~3月、自宅そばの農機具倉庫などに箱わなを仕掛け、捕まえた猫6匹を箱ごと市内の川に沈めて溺死させ、アライグマ1匹の死骸とともに、付近に投げ捨てた疑い。

 今年2月に、県の保健福祉環境事務所を通じて住民から県警に情報提供があり、川の周辺で猫、アライグマ、イタチ計36匹の死骸を確認。付近の防犯カメラ映像などで男が浮上し、自宅などから箱わな三つを押収した。容疑を認め、「猫の排せつ物の悪臭や、アライグマによる農作物被害に困っていた」と供述しているという。男は逮捕後釈放された。