レクサス盗んだ疑いで男2人逮捕 約100件に関与、被害7億円超か

AI要約

警視庁がトヨタの高級車「レクサス」を盗まれた事件で、無職の小木曽邦夫と会社員の水野博人が窃盗容疑で逮捕された。

両容疑者はレクサスLX1台を盗む際、小木曽容疑者が見張り、水野容疑者が解錠作業を行ったとされる。

警視庁は2人が100台のレクサスを盗んだとし、被害総額は約7億2千万円に上るとしている。

 トヨタの高級車「レクサス」を盗んだとして、警視庁は無職の小木曽邦夫(33)=住居不定=と会社員の水野博人(30)=名古屋市中川区澄池町=の両容疑者を窃盗容疑で逮捕し、21日に発表した。小木曽容疑者は「身に覚えがない」、水野容疑者は「知りません」といずれも容疑を否認しているという。

 捜査3課によると、両容疑者は2023年2月6日午前1時ごろ、東京都渋谷区のマンション駐車場でレクサスLX1台(時価約700万円)を盗んだ疑いがある。漫画家の男性が所有する車だという。

 小木曽容疑者が見張り役で、水野容疑者が解錠作業をしたと同課はみている。違法に車のシステムに侵入してエンジンを始動させる装置「CANインベーダー」を使ったという。

 警視庁は、2人が同様の手口で21年9月~23年10月、主に都内で約100台のレクサス窃盗事件に関与し、被害総額は約7億2千万円とみている。(藤田大道)