都知事選告示で蓮舫氏が第一声 「あなたのために東京変えたい」

AI要約

20日告示された東京都知事選に立候補を届け出た無所属新人で前参院議員の蓮舫氏は、現職批判を封印し、子育てと行政改革に焦点を絞った政策アピールに専念した。

立候補受付作業に通常より時間がかかり、蓮舫氏は遅れて到着。過去最多の候補者数が立候補したためと思われる。

蓮舫氏は政治の劣化や子育て政策の課題について批判し、都政への不満の高まりをうかがわせた。

都知事選告示で蓮舫氏が第一声 「あなたのために東京変えたい」

20日告示された東京都知事選に立候補を届け出た無所属新人で前参院議員の蓮舫氏(56)は、東京都中野区のJR中野駅前で第一声を上げた。国会議員時代の舌鋒(ぜっぽう)鋭い政権批判で知られる蓮舫氏だが、この日は現職批判は封印し、子育てと行政改革に焦点を絞った政策アピールに専念した。

今回は立候補受付作業に通常より時間がかかり、蓮舫氏は予定の午前10時半より30分ほど遅れて到着。過去最多の候補者数が立候補したためとみられる。

マイクを握った蓮舫氏が「リーダーとなって東京都の皆さん、あなたのために東京を変えたい」と声を張り上げると、聴衆からは拍手と歓声があがった。

国政については自民党の派閥パーティー券収入不一致事件を念頭に「暮らしよりも裏金だ。こんな政治の劣化が皆さんに届いていない」と批判。都の子育て政策では「いろんなメニューを今の知事が準備しているのは評価する。でも、なぜ届かないのか」と問題提起し、論争を挑んだ。

演説後には聴衆から「蓮舫」コールが沸き起こり、都政への不満の高まりをうかがわせた。