水産試験場のコイ60万匹死ぬ、生き残った1匹からコイヘルペスの陽性反応…福島・猪苗代

AI要約

福島県猪苗代町の水面水産試験場の池でマゴイの大量死が発生し、KHVの陽性反応が確認された。

死亡した成魚111匹と仔魚60万匹は別々の池で飼育されていた。他のコイには異常は見られない。

KHV感染は人への影響はなく、感染コイの消費も健康に悪影響を与えない。

 福島県猪苗代町の県内水面水産試験場の池で18日までに、飼育していたマゴイの成魚111匹と、このコイから生まれた仔魚(しぎょ)推定60万匹が死んでいるのが見つかり、県は19日、生き残っていたコイ1匹からコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出たと発表した。

 発表によると、コイが死んだのは14~18日で、成魚と仔魚は別々の池で飼育されていた。その他の池のコイに異常はなく、県は今後、国の機関で確定診断を行う。

 県内でKHVの陽性反応が確認されたのは2018年以来。人への感染はなく、感染したコイを食べても健康への影響はないという。