神戸市内最古の女子校「親和中・高」、来春に共学化…女子部に加え共学部を設置

AI要約

親和中学・親和女子高校は来年4月から男女共学化することを発表した。国内で初めて中高一貫での女子部と共学部を設置する。

同校は神戸市内で最古の女子校であり、少子化の影響で共学化を決定した。来年度の中学募集人員は共学部130人、女子部60人で、校名変更も検討中。

山根耕平理事長は女子教育の意義を認めつつも、多様性と包摂性を重視し、社会で輝く学校を目指すと話した。

 親和中学・親和女子高校(神戸市灘区)は18日、来年4月に男女共学化すると発表した。女子部に加え、新たに共学部を設置。同校によると、中高一貫での女子部と共学部の設置は国内で初めてという。

 同校は1887年(明治20年)に親和女学校として開校し、神戸市内で最古の女子校。現在、中学376人、高校540人の計916人が在籍している。

 近年は少子化で入学者数が減少し、共学化を望む声も多いことから踏み切った。中学の来年度募集人員は共学部130人、女子部60人で、共学化の1期生が高校に進学するまでに校名変更も検討する。

 県庁で記者会見した学校法人親和学園の山根耕平理事長は「女子教育の意義はまだ残っているが、多様性、包摂性を尊重する教育も重要。伝統を生かしながら、社会で輝く学校をつくっていきたい」と話した。