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“誤診”で16歳男子高校生が死亡 研修医が採決結果の異常を見逃す 十二指腸の通過障害を「急性胃腸炎」と誤診
16歳の高校生が病院で誤診を受け、上腸間膜症候群(SMA症候群)により死亡したことが明らかになった。
患者は腹痛やおう吐を訴え、適切な処置が行われず入院後に心肺停止となり、1ヵ月後に死亡した。
病院は医療過誤を認め、再発防止に努めるとコメントしている。
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病院で誤診…16歳の高校生が死亡していたことがわかりました。
(日本赤十字社 愛知医療センター 名古屋第二病院 佐藤公治院長)
「誠に申し訳ございませんでした」
6月17日に会見した、日本赤十字社 愛知医療センター 名古屋第二病院によりますと、去年5月、16歳の男子高校生が腹痛やおう吐などの症状を訴え、救急外来を受診しました。
その際、CTで胃の過拡張があったにもかかわらず、担当した研修医が採血結果の異常を見逃したため、十二指腸が上腸間膜動脈と大動脈の間に挟まれ、通過障害を起こしてしまう「上腸間膜症候群(SMA症候群)」を「急性胃腸炎」と誤診。
同じ日に再度、救急外来を受診した際にも適切な処置が行われず、翌日入院しましたが、その後、腸閉塞による高度の脱水で心肺停止となり、翌月死亡しました。
病院は医療過誤を認め、謝罪したうえで、「職員一丸となって再発防止に努めていく」とコメントしています。