警官に声かけられ車が急発進、追突されたバイクの男性死亡…運転手「酒を飲んでいた」

AI要約

川崎市でバイクと乗用車の事故が発生し、バイク乗りが死亡した。乗用車の運転手は飲酒運転をしていた。

事故直前に車が停止していた報告があり、警察が対応しようとした際に逃走して事故を引き起こした。

運転手は過失運転致傷と酒気帯び運転で逮捕され、逃走後に取り押さえられた。

 14日午後9時半頃、川崎市宮前区平の市道で、同区菅生、会社役員森一芳さん(51)のバイクが後ろから来た乗用車に追突され、森さんは胸を強く打って搬送先の病院で死亡した。

 神奈川県警宮前署は、車を運転していた自称東京都大田区、無職の男(61)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕。男の呼気からは基準値の4倍のアルコール分が検出され、同署は道交法違反(酒気帯び運転)などの容疑でも調べる。

 発表によると、事故の10分ほど前、「路上に車が止まっている」と110番があり、駆けつけた署員が車内にいた男に声をかけたところ、車を急発進させて約700メートル先でバイクに追突した。男は事故を起こした後、車を降りて50メートルほど逃走したが、署員に取り押さえられた。男は調べに対し、「酒を飲んでいたので逃げた」などと供述しているという。