小池百合子「カイロ大・卒業偽装」の“当事者”が新たに実名告発...「虚偽事項の公表」で刑事告発に参加

AI要約

小池百合子東京都知事が選挙公報に虚偽事項を記載し、元側近から刑事告発を受ける。

告発には元政治部記者や関係者が加わり、問題が大きくなっている。

検察の動向や反小池戦略に不協和音が生じている状況。

小池百合子「カイロ大・卒業偽装」の“当事者”が新たに実名告発...「虚偽事項の公表」で刑事告発に参加

 カイロ大卒。小池百合子東京都知事は、6月20日、選挙公報にこう記して出馬する。その時点で公職選挙法が禁じた「虚偽事項の公表」に当たるとして、元側近の小島敏郎元都民ファーストの会事務総長が刑事告発する。

 元政治部記者で月刊誌に小島氏が暴露した時点では「A」と表記されていた人物も、実名で登場して前回4年前の都知事選で自ら行った「卒業偽装」の数々を語って告発に加わる。当事者の告発は大きく、しかも小島─Aラインだけでなく、小池氏とエジプトで同居していた北原百代さんや北原証言を元に『女帝 小池百合子』(文藝春秋)を執筆した石井妙子さんらもいる。

 ただ、このところ「ポスト小池」を見据えて政治的に動く小島─Aラインと、純粋に問題を追及したい別のラインとの間に不協和音が生まれており、「統一戦線を組まないのではないか」(議会関係者)という観測もある。

 加えて受理して捜査するのは検察だが、数々の政界案件を手がけてきたエースの森本宏最高検刑事部長が、7月に事件を指揮する東京地検検事正に就くと見られていたのに、法務省刑事局長に異動する可能性も出てきた。告発して特捜部に捜査させ、不起訴でも検察審査会議の再捜査決定で追い詰めて行くという「反小池戦略」に陰りが生じている。

 「週刊現代」2024年6月22日号より

 ・・・・・

 【さらに読む】「小池さんはカイロ大学を卒業していません」同居人が実名告発! 「隠蔽工作」疑惑のメールも流出で、「小池都知事」がいよいよ大ピンチ