内閣不信任案の提出は「党首討論後に判断」 立憲・安住国対委員長

AI要約

立憲民主党の安住淳国会対策委員長は、内閣不信任案の提出について党首討論後に最終判断する意向を示した。

会期終了まで3日間が判断のタイミングとなると述べられた。

他党との共同提案についても検討する考えが示された。

内閣不信任案に向けて立憲民主党内で調整が進んでおり、泉健太代表も積極的な姿勢を見せている。

立憲民主党は岸田内閣に対して十分な評価が得られていないと指摘し、国対としての考えを明確にする方針を示した。

内閣不信任案の提出は「党首討論後に判断」 立憲・安住国対委員長

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は12日、内閣不信任案を今国会に提出するかどうかについて「党首討論等、最終的に見極めた上で判断してもらう」と述べ、19日の党首討論後に最終判断するとの認識を示した。国会内で記者団に語った。

 今国会の会期は23日までだが23日は日曜のため、実質会期末となる21日までの3日間が判断のタイミングになるとみられる。

 安住氏は「少なくとも我が党で、岸田内閣が素晴らしい内閣だという評価はない」としたうえで「国対として19日の党首討論に向けて、通常国会での課題に対して総理がどう対応してきたかというような条件をそろえ、代表や役員に国対としての考え方を伝える」と述べた。他党との共同提案の可能性については「参院で(議論の)山を作っている最中ですから、全部見た上で、単独でやった方がいいのか、共同提案みたいな形にするのかは考えたい」と語った。

 不信任案を巡っては、泉健太代表が7日の記者会見で「国会最終盤まで参院の質疑も含めて何があるか分からない。そういったことも踏まえしっかり対応していきたい」と述べるなど、立憲内で提出に向けた調整が進んでいる。【源馬のぞみ】