〈西東京市・エスカレーターに首を挟まれ死亡〉「やっと近くに激安スーパーが!」住民歓喜もオープン3ヶ月で起きた悲劇「幅が狭かった」「荷物が引っかかりやすいと感じてた」製造メーカーの回答は…

AI要約

80代の女性がエスカレーターで首を挟まれて死亡するという想像つかない事故が発生。

事故現場は東京都西東京市にある激安スーパーで起き、利用客や警察の説明から事故の経緯が明らかになりつつある。

スーパーのエスカレーターの安全性や当事者の証言から今後の事故予防に向けた対策が求められる。

〈西東京市・エスカレーターに首を挟まれ死亡〉「やっと近くに激安スーパーが!」住民歓喜もオープン3ヶ月で起きた悲劇「幅が狭かった」「荷物が引っかかりやすいと感じてた」製造メーカーの回答は…

平日朝のスーパーで80代の女性がエスカレーターと床の間に首を挟まれた状態で発見され、その直後に死亡するという想像し難い事態が発生した。警視庁などによると女性は意識不明の状態で搬送されたが、その後、死亡が確認された。スーパーのエスカレーター付近でいったい何が起きたのか。現場の声と専門家に話を聞いた。

現場は東京都西東京市東伏見にある、今年3月にオープンしたばかりの激安スーパー「オーケー東伏見店」。付近は閑静な住宅街だが、青梅街道と交差する伏見通り沿いという立地からオープン当初より賑わっており、今朝もいつも通りに主婦たちが訪れていた。

そんな当たり前の風景の中で、80代の女性が1階から地下1階に向かう下りエスカレーターの降り口付近で倒れているのが発見された。事故現場を取材した社会部記者は言う。

「警視庁によると、女性は降り口付近の床と、手すりのレール部分との間に首を挟まれた状態でした。おそらく1階から地下にエスカレーターで移動する際にどこかで自ら転倒し、その後、女性の首がエスカレーターの手すりと床の間に挟まれたのではないかと見られています」

現場を訪れると、エスカレーターは封鎖されてはいたものの、主婦層だけでなく高齢女性も多く訪れていた。利用客のほとんどが「売り場は地下にあるのでいつもエスカレーターに乗っている」とのことだった。毎日ここで食材を買うという30代主婦が語る。

「ここはもともと大きなグラウンドだったんですけど、オーケーの建設予定を聞いたときはママ友とも『やっとウチの近くにもオーケーができた!』と喜んでました。

駐車場が大きくて、1階から4階の屋上までたっぷり100台以上も停められるのはいいんだけど、なんでこんなに敷地が広いのに、1階が売り場じゃなくて地下なのかなとは思ってました」

たしかに、広い敷地内の建物なのに、なぜ1階が売り場ではなく地下なのかという疑問はある。

そんななかで、事故で亡くなった女性と同年代の80代の女性は「スロープもあるけど私はいつもエスカレーターを使っている」と話す。

「車椅子の方も降りやすいようにスロープで地下に行けるのが便利でした。まあ、私は歩けるのでふだんからここのエスカレーターを使っていましたが、使いづらいと感じたことはありませんでしたよ。

だから今回どんな状況で事故になったのか想像つかないわ。ただ、エスカレーターは1人用で幅が狭く、乗り降りするときに荷物が引っかかりやすいなとは感じてたので、今後、特に降りるときはつまずかないように気をつけます」(80代女性)