中国の習主席、若年層の雇用創出へ資源投入増やすと明言-新華社

AI要約

中国の習近平国家主席は、若年層の雇用を優先し、雇用創出により多くの資源を投入すると明言した。

習氏は完全雇用を社会・経済発展の「優先目標」とし、大卒者の雇用を特に焦点とするべきだと語った。

若年層の間では工場労働を避け、サービス業に就く傾向が強まっていると報じられており、新卒者の雇用市場入りも2%増加している見通し。

(ブルームバーグ): 中国の習近平国家主席は27日に開かれた党中央政治局の集団学習会で、若年層の雇用を優先し、雇用創出により多くの資源を投入すると明言した。中国国営の新華社通信が28日、報じた。

習氏は完全雇用を社会・経済発展の「優先目標」とすべきであり、大卒者の雇用を特に焦点としなければならないと発言。雇用能力の高い産業や企業の発展を国として支援すべきだと語った。

習氏はまた、高等教育のコースや科目は新しい技術や産業が生み出すニーズに合わせて柔軟に調整されるべきだと指摘。「正しい雇用観」を社会に浸透させるべきだとも述べた。メディア報道によると、若年層の間では工場労働を敬遠し、サービス業に就く傾向が強まっているという。

新華社が昨年12月に教育省のデータを引用して報じたところによると、今年、中国の雇用市場に入る新卒者は前年比2%増の1180万人近くになる見込み。昨年の夏、16-24歳の若年層失業率は過去最高を記録したが、その後、中国政府は調査対象から学生を除外するよう集計方法を変更した。

16-24歳の4月の失業率は14.7%と、3月から若干低下した。

原題:China’s Xi Pledges to Make Youth Employment a Top Priority(抜粋)

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