【新NISAシミュレーション】現役ファイナンシャルアドバイザーが解説!「毎月1万円・3万円・5万円・10万円」で20年間運用したら資産はどうなる?

AI要約

2024年にスタートした新NISA制度の概要と、利用意向調査結果について紹介されています。

新NISA制度のポイントや、世間の人々の積立平均金額について解説があります。

さらに、異なる積立金額で20年間運用した場合の資産額をシミュレーションしています。

【新NISAシミュレーション】現役ファイナンシャルアドバイザーが解説!「毎月1万円・3万円・5万円・10万円」で20年間運用したら資産はどうなる?

皆さんは「新NISA」を始めていますか? 「新NISA」は2024年1月からスタートした税制優遇制度です。

最近はテレビやメディアで取り上げられることも多く、目にする機会が多いと思います。

2024年2月9日に金融庁が公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2023年12月末時点でのNISA(一般・つみたて)の買付額はおよそ35兆円にものぼっています。

今回は、普段はファイナンシャルアドバイザーとして勤務する筆者が「新NISA制度」の概要と、将来に向けた積立投資のシミュレーションをご紹介していきます。

※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

まずは新NISA制度とは何か、という点ついて解説していきます。

●新NISAのポイントまとめ

 ・非課税保有期間:無期限化

 ・口座開設期間: 恒久化

 ・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能

 ・年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」

 ・非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)

仮につみたて投資枠だけを使う場合は、月10万円・年間120万円までの積立が可能になり、無期限で非課税保有ができるようになりました。

また、投資元本ベースで総額1800万円まで非課税枠の利用ができるようになり、これまで以上に多くの資金を長期間非課税で運用できるようになったのが「新NISA」です。

そんな新NISAですが、世間の人々はどのくらいの金額を投資しているのでしょうか。

次章で最新の意識調査の結果をご紹介します。

国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、2024年4月18日に「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年4月」を公表しました。

この調査から「つみたて投資枠」を使った毎月の積立平均金額は5万8628円という結果が出ました。

毎月の積立額には、年代ごとに違いも見られます。

 ・18~29歳:4万2000円

 ・30~39歳:5万6102円

 ・40~49歳:6万1606円

 ・50~59歳:5万9069円

 ・60~69歳:6万4630円

 ・70歳以上:5万3182円

収入の多さやライフステージの違いにより、毎月積立投資できる金額には差があるものです。

そこで次章では、「毎月1万円・3万円・5万円・10万円」とさまざまなバリエーションで20年間運用した場合の資産額をシミュレーションしてみました。