“世界で最も売れてるスポーツカー” フォード新型「マスタング」に最強の「GTD」登場! 最高時速325キロはマスタング史上最速モデル

AI要約

米国フォードは2024年9月16日、2025モデル「マスタングGTD」を発表しました。マスタングは、長い歴史を持つ人気のスポーツモデルです。初代マスタングは、1964年に世界初公開され、60周年を迎えるポニーカーとして知られています。

現在でも世界的に人気の高いマスタングに、新型の最高峰モデル「マスタングGTD」が追加されました。815馬力の5.2リッターV型8気筒エンジンや、抗力低減システムなどを搭載しており、最高速度は約325km/hを誇るとされます。

米国での価格は約4298万円からと発表されていますが、日本での正規販売は行われないことが明記されています。

“世界で最も売れてるスポーツカー” フォード新型「マスタング」に最強の「GTD」登場! 最高時速325キロはマスタング史上最速モデル

 米国フォードは2024年9月16日、2025モデル「マスタングGTD(MUSTANG GTD)」を発表しました。

 マスタングは、長い歴史を持つ人気のスポーツモデルです。

 初代マスタングは、1964年4月に開催されたニューヨーク万国博覧会で世界初公開された2ドアクーペ、およびオープンモデルで、登場以来今年で60周年という長い歴史を持っています。米国では「ポニーカー」というあだ名でも知られています。

  低価格でコンパクト、そして「フルチョイスシステム」と呼ばれる多数のオプションを設定し、自分好みの1台に仕上げられる販売手法も相まって、初代マスタングは大ヒットとなりました。

 以来、1974年に登場した2代目、1979年登場の3代目、1994年に登場した4代目、2005年登場の5代目、2015年登場の6代目と進化を続けてきました。現行型は2022年9月に世界初公開された7代目です。

 現在でも世界的に人気が高いスポーツモデルです。2023年には5万9000台以上を販売、過去10年間でも100万台近いマスタングが販売されています。「世界でもっとも販売されているスポーツカー」の座を9年間維持しています。

 そんなマスタングに、頂点となるモデル新型「マスタングGTD」が追加されました。

  今回登場した新型マスタングGTDは、レーシングカーで2024年からル・マン24時間レースに参戦予定の「マスタングGT3」と並行して開発された、公道も走行できる「最パフォーマンスモデル」という位置づけになります。

  搭載されるエンジンはスーパーチャージャー付きの5.2リッターV型8気筒エンジンで、815馬力・664lb-ft(約900Nm)を発生。これはフォードが開発した公道走行可能なマスタングの中では、史上最強のエンジンとなっています。またコーナリング中にエンジンの潤滑を維持するため、初めてドライサンプエンジンオイルシステムも採用されています。

 パフォーマンス条件に応じて、リアウィングの角度を変更し、車体前部の下にあるフラップを作動させて、速度を上げるための気流とグリップを上げるためのダウンフォースの正確なバランスを見つけることができる抗力低減システムも搭載されています。

 最高速度は202mph(約325km/h)。ニュルブルクリンクで7分未満でラップするということに挑むといいます。

 マスタングGTDのチーフプログラムエンジニア、グレッグ・グッドオール氏は「私たちは、マスタングGTDを世界クラスのパフォーマンスとマスタングの魂を備えた初のスーパーカーにするために、全力を注いできました。GTDの心臓部は、ポルシェ911 GT3 RSよりもリッターあたりの馬力が高い、スーパーチャージャー付き5.2リッターV8エンジンです。ニュルブルクリンクで7分以内という約束を果たすのが待ちきれません」とコメントしています。

※ ※ ※

 米国での車両価格は30万ドル(日本円で約4298万円)からと発表されています。

 なお、日本においては2016年9月にインポーターであるフォード・ジャパンが撤退しているため、正規販売はされません。