回転ドラムで廃棄物を4分の1まで圧縮、初公開の『eキャンター』バリエーション…IAAトランスポーテーション2024

AI要約

三菱ふそうトラック・バスは新型の廃棄物収集車をドイツの展示会で初公開した。

新型eキャンターは8.55tで、自動ビンリフトやチッピング機能、ビン洗浄システムを備えている。

eキャンターは都市部での運用に適し、バッテリー容量は82.6kWhで140kmの航続距離を持つ。

回転ドラムで廃棄物を4分の1まで圧縮、初公開の『eキャンター』バリエーション…IAAトランスポーテーション2024

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は9月17日、ドイツで開幕した「IAAトランスポーテーション2024」において、EVトラックの『eキャンター』新型の廃棄物収集車を初公開した。

IAAトランスポーテーション2024では、8.55tの新型eキャンターの廃棄物収集車が初公開された。この車両は、KAOUSSIS製のボディを搭載し、自動ビンリフトやチッピング機能、統合されたビン洗浄システム、4立法mのドラム容量を持つ。

回転ドラムは廃棄物を最大で元の体積の4分の1まで圧縮する。このボディはeキャンターにとって初の試みであり、立ち作業の廃棄物収集車の運用に必要な全ての技術要件を満たしている。ホイールベースは3400mm、短いオーバーハングにより、CO2ニュートラルな軽量トラックは特に機動性が高く、都市部での運用に適する。

中型バッテリーパック(82.6kWh)により、140kmの航続距離を持つ。ギリシャのアテネとテッサロニキの都市は、都市廃棄物収集のために合計89台を注文しており、11月から40台が運用を開始する予定だ。