スマートウォッチなのに約29日間も稼働!? ガーミンの最新「フェニックス 8」が登場！ リーチ・マイケルがおすすめの使い方とは

　アメリカのGPS機器メーカーのGarmin（ガーミン）は2024年8月29日、マルチスポーツGPSウォッチのフラグシップ「fēnix（フェニックス）」シリーズの最新作となる「fēnix8」をリリースしました。

　Garminの手がけるGPSウォッチは様々な分野のプロフェッショナルの活動を支えていますが、取得したデータをハイレベルで活用する機能は、アスリートのパフォーマンス向上にも役立っています。

　シリーズの大きな特徴は、繊維強化ポリマー製のケースに、高精度のGPSや第5世代光学式心拍計などの最先端テクノロジーを惜しみなく搭載していること。

　高い精度で各種データを取得するだけでなく、データを緻密に分析することでユーザーにパーソナライズされた過ごし方の提案までをウォッチ単体で叶えてくれます。

「fēnix8」の発表会に登壇したラグビー代表のリーチ・マイケル選手も、ガーミンウォッチを公私ともに愛用するアンバサダーのひとり。リーチ選手が大きな故障を乗り越え、4度のワールドカップ出場を果たした影には、オンオフ問わず着用している「fēnix」のサポートもあったのだといいます。

「fēnix8」は、高彩度の有機ELディスプレイを採用した「AMOLED」シリーズと、ソーラー充電も搭載した「Dual Power」の2タイプを展開。リーチ・マイケル選手が会見で着用した「AMOLED」の51mmサイズモデルは、スマートウォッチモードで約29日間もの稼働が可能になったロングライフバッテリーが最大の特徴となっています。

　リーチ選手は日々の「fēnix8」活用法について「シーズンを通して使うことで、自分の感覚だけでなく、データ化による客観的な視点でコンディションの正確な把握と維持が可能になりました」と説明します。

「2019年の国際大会の後に大きな怪我をしたときには引退も考えました。もう一度選手として活躍するにはどうすればいいのかを真剣に考え始めたとき、自分のコンディションを可視化してレベルアップさせてくれるGarminに出会ったんです」（リーチ選手）

「もう一度トップに上り詰めるために」リーチ・マイケル選手は2022年よりGarminウォッチのアンバサダーに就任。

　とくにお気に入りなのが、「音声コマンド機能」。Garminウォッチには初めて搭載されたファンクションで、機能のセレクトや起動を声で行えるとあって、両手を使うトレーニングの最中でも集中力を途切れさせない操作感が気に入っているとのことでした。

「アスリートもビジネスマンと同じで、適切なプランを立て、データに基づいて実行することが大切。心拍数が165でパフォーマンスが下がると（Garminが）教えてくれたので、自分の弱点を意識してトレーニングを行いました」（リーチ選手）

「fēnix8」は心拍数などの取得データを一週間単位でデータ表示することで、自分のリカバリー状態や、いま必要な運動強度を提案してくれる機能も搭載しています。

「これまでは日常生活も練習も、自分が感じるフィーリングで過ごしていた。『fēnix8』は、各種のデータを分析して、目に見える形で提案までしてくれる。たとえば、調子のよかった試合があった場合、その前の一週間の過ごし方をデータで振り返ることができるようになった。また、負荷をかけるだけでなく、低い強度の練習の大切さもGarminで学びました」（リーチ選手）

「運動だけでなく、休暇のリズムまで把握してくれるので、アスリートとしてトータルにカラダが仕上がっていくのを感じた」と、24時間つねに身に着けている「fēnix8」の使用感を話すリーチ・マイケル選手。

「日本人は睡眠時間が短くなりがちなだけでなく、質に悩んでいる人も多いはず。睡眠の質もモニターしてくれる『fēnix8』によるデータの可視化で、自分の睡眠の質をより意識してほしい」（リーチ選手）

「Garminを使えばよりよいアスリートになれる」とチームメイトにもプレゼンしているというリーチ選手。

「僕はすごくいいセールスマンかもしれません（笑）。多くのアスリートは30代前半で現役を終えます。36歳になる自分がよりレベルアップし、高みにたどり着くためのプランニングにGarminが役立つと確信しています」（リーチ選手）

　ラガーマンとしての厳しいトレーニングだけでなく、身体を休める睡眠まで見守ってくれるGarminウオッチは、リーチ・マイケル選手にとってなくてはならない存在のようです。