〔東京株式〕下落幅縮小=半導体下げ渋り(29日後場寄り付き)

AI要約

後場の日経平均株価は前場から下落幅を縮小して3万8313円21銭と安値で推移。半導体関連株が下げを主導していたが、下げ渋っている状況。

午前の取引では、日経平均株価は前日比151円42銭安で3万8220円34銭で小幅安に終了。米半導体大手エヌビディアの決算が嫌気され、ハイテク株の下落を主導した。

業種別株価指数には、パルプ・紙や証券・商品先物取引業などが下落し、対照的に海運業や卸売業が上昇。売買代金は1兆6318億円で、68%の銘柄が値下がりし、28%が値上がりした。

 (後場寄り)後場の日経平均株価の取引は、前日比58円55銭安の3万8313円21銭と前場から下落幅を縮小して始まった。朝方の下落を主導した半導体関連株が下げ渋っている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価の取引は、前日比151円42銭安の3万8220円34銭と小幅安で終了した。朝方に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が嫌気され、米時間外取引で同社株やナスダック総合指数先物などが下落。この流れを受け東京市場でもハイテク株などの値がさ株が下げを主導した。東証株価指数(TOPIX)は、7.72ポイント安の2684.40。

 68%の銘柄が値下がりし、28%が値上がりした。出来高は6億5650万株、売買代金は1兆6318億円。

 業種別株価指数(33業種)は、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが下落。海運業、卸売業、保険業などが上昇した。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続落。出来高は1億8692万株。

 【グロース】グロースCoreは反発。グロース250は小幅安。

 (9時55分)日経平均株価は寄り付き後に一時前日比400円超下落する場面もあったが、徐々に下落幅を縮小している。日経平均は、米エヌビディア決算を受けた値がさの半導体株やハイテク株の下落によりマイナス圏での推移が続いている。しかし、東証プライム市場の騰落銘柄数はやや下げが多いものの、ほぼ半々。市場関係者からは「売られてはいるがエヌビディアの決算は好調だった。下落の流れはそう長くないだろう」(大手証券)との声が聞かれた。

 (寄り付き)午前の日経平均株価は前日比251円81銭安の3万8119円95銭と下落して始まった。米エヌビディア決算を受け、半導体株などを中心に幅広い銘柄が売られている。