事故を目撃!車が衝突して「ガードレール」が変形していました。ガードレールの修理代は「運転手」が払うのでしょうか?

AI要約

ガードレールにぶつかる自損事故の対応や修理代負担について説明。

事故発生時の適切な対応とガードレール修理代の負担事項。

ガードレール代や関連費用がどのように発生するかを詳細に解説。

事故を目撃!車が衝突して「ガードレール」が変形していました。ガードレールの修理代は「運転手」が払うのでしょうか?

運転を誤ってガードレールにぶつかる事故を目撃した場合、変形したガードレールの修理代は誰が負担するのか気になる方もいるでしょう。誰もけがをしていなければ安心ですが、人的被害がなかったからといってそのまま立ち去ってはいけません。

そこで今回は、自損事故でガードレールにぶつかってしまった場合の対応や、修理代は誰が負担するのかについて調べてみました。自動車保険適用の有無についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

運転を誤って事故を起こしてしまうリスクは誰にでもあります。例えば、ガードレールにぶつかってしまい、けが人はいないもののガードレールが変形してしまった場合、人的被害がなくてもそのまま立ち去るわけにはいきません。

国土交通省関東地方整備局では、ガードレールを壊すなど道路附属物を損傷した場合の対応について、以下のように述べています。

「ガードレールなどを壊してしまったら、損傷させた原因者の負担により、復旧していただくことになります。警察への連絡とともに最寄りの出張所まで連絡してください。」

事故を起こしてしまった際は、すぐに運転をやめて車を安全な場所へ移動させ、事故の状況を確認する必要があります。警察に連絡をしますが、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)によれば、人的被害がなければ物損事故として処理され、行政処分上では事故扱いにならないため、違反点数が加算されることはありません。なお、変形したガードレールの修理代は運転手が負担することになります。

ガードレールを壊してしまった場合は、運転手が弁償することになりますが、修理代はいくらくらいになるのか知りたい方もいるでしょう。

例えば、路側用・構造物用ガードレールの価格目安は、1メートルあたり8350円~1万5000円ほど、分離帯用ガードレールは1メートルあたり1万5200円~2万5800円ほどであるといわれています。

ただし、ガードレールの長さは2.33メートルや4.33メートルであること、1メートルあたりの価格は、標準塗装色仕上げで平均の一連の長さが直線20メートル以上の場合に適用されるため、実際はもう少し高くなることが考えられます。

ガードレール代のほかにも、壊れたガードレールの撤去費用、新しいガードレールの取り付け費用、材料運搬費などが必要です。また、修理を行う際は、誘導員を配置する必要も生じるため、総額は10万円を超えることも考えられます。