突然現れた「元赤帽TT1サンバートラック」は「WRブルー」だった!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.10

AI要約

1990年代後半に初めてスバルサンバーを体験し、スーパーチャージャー搭載の軽トラの魅力に触れる。

赤帽車を理想形として考え、2WDでマニュアルトランスミッションのサンバーを希望するも、パワステは選択に含まれないという噂に出会う。

バイク仲間のガレージで理想に近いサンバーに出会い、意外な好条件で購入を決める。

突然現れた「元赤帽TT1サンバートラック」は「WRブルー」だった!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.10

スバルサンバーが『ハンパじゃなく凄い!!』と初めて聞いたのは、1990年代の後半頃。「知り合いの運送屋さんが、スーパーチャージャー付きの軽トラを追加導入したので乗せてもらったんです。すると……!!」といったお話を同僚から聞きました。個人的な希望とぼく自身の使い方を考慮し、それを「赤帽車」へ当てはめると、以下の仕様が理想的でした。

 スーパーチャージャーを搭載したTT1。つまり2駆です。4駆も魅力的ですが、よっぽどのことが無い限り、4WDユースは無いと思います。増してやEL=エキストラローギヤを使うような場面に遭遇したこともありません。ミッションは5速マニュアルで、当然の如くエアコン付き。さらなる理想を申せば、パワステが付いていれば最高です。

 しかし噂では、赤帽オーナーさんはパワステを選ばないことが多いらしいです。そんな個人的妄想話をバイク仲間とする機会がありました。すると、ぼくの目の前でお茶を飲んでいた仲間が「ご希望とはちょっと仕様が違いますが、元赤帽の払い下げ車、うちにありますよ……」。えっ!! 驚きました。理想に近いスーパーチャージャー付きの軽トラサンバーと巡り合うことができました。良縁は、突然やってくるものでしょうか……。

 バイク仲間のガレージで、軽トラサンバーの面白さを力説していたのがぼくでした。そんなお話をひと通り聞終えた後に、なんと「その好みの仕様に近い軽トラのサンバー、うちにありますよ!!」と、お話を頂きました。

 そりゃもう驚きです。ぼくの理想形に対して、パワステ付きではなかったものの、それ以外は、ほぼズバリな仕様でした。おまけに「ハイルーフ仕様」といった嬉しい誤算もありました。軽トラなのにハイルーフです。使い勝手が良さそうですね!! ただし、過去にキャビンの修復歴があるそうです。つまり事故車だと思います。

「車両入れ換えするときには、是非、声を掛けてください!!」と、その日にお願いしました。そんなお話を忘れていなかったバイク仲間から、数か月後に連絡が入りました。「良ければいかがですか?」と!! 以前に中古車ディーラーの営業さんからお聞きした言葉の中に「中古車は出逢いですから……」というセリフがありましたが、最初にお話しを伺った時からピピッと来ていたので、迷うことなく「是非、よろしくお願いします、買います!!」とお返事しました。