中国シャオミ、第2四半期売上高は予想上回る 自動車納車台数も明らかに

AI要約

小米科技が2024年第2・四半期のEV部門の売上高や納車数を初めて公表し、業績は赤字続き。

シャオミの第2・四半期の総売上高は市場予想を上回り、スマートフォン事業でも成長を遂げた。

小米科技がEV事業に本格参入し、競合他社に対抗意識を持つなど、多角化戦略を展開している。

中国シャオミ、第2四半期売上高は予想上回る 自動車納車台数も明らかに

[北京 21日 ロイター] - 中国のスマートフォン・電気自動車(EV)メーカー、小米科技(シャオミ)が21日発表した2024年第2・四半期のEV部門の売上高が62億元(8億6920万ドル)だったと明らかにした。

自動車事業部門の業績を公表するのは今回が初めてで、納車数は2万7307台。事業は依然として赤字が続いており、調整後損失は18億元だった。

シャオミの第2・四半期の売上高は前年同期比32%増の889億元と、LSEGがまとめた市場予想858億元を上回った。調整後の純利益は61億8000万元で、市場予想の48億元を上回った。

シャオミは、中核のスマートフォン事業からの多角化戦略の一環で、EVへの参入を21年に初めて公表。テスラに対して競争力ある価格を設定すると発表した後、今年4月にEV「SU7」の出荷を開始していた。シャオミの蘆偉冰社長はメディア向け電話会見で、今年のEV納車目標12万台の達成が可能だと「確信している」と述べた。

24年第2・四半期におけるシャオミの世界市場でのスマートフォン出荷台数は27.4%増の4230万台。調査会社IDCによると、シャオミのシェアは14.8%を占め、第3位に躍進した。このうち中国での出荷台数は16.5%増えた。