〔東京株式〕上げ幅縮小=利食いが上値抑える(16日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は若干上げ幅を縮めながらも強い地合いを維持プライム市場銘柄の9割がプラス圏で推移株価は米国株の上昇や円安を受けて堅調に推移

 (14時09分)日経平均株価は後場寄り直後に比べて若干上げ幅を縮めている。「上げ足が速かったこともあり、大引けが意識され始める時間になると、利益確定売りに押され気味になった」(大手証券)という。ただ、引き続きプライム市場銘柄の9割がプラス圏で推移するなど、地合いは強い。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比1149円18銭高の3万7875円82銭と前場終値を上回って始まり、その後、前場高値を上回るなど上げ幅を広げている。アジアの主要株価指数が総じて堅調に推移し、米株の先物も時間外取引で上昇するなど、世界的にリスク選好の動きが広がっている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比1073円78銭高の3万7800円42銭、東証株価指数(TOPIX)は62.63ポイント高の2663.38と、ともに大幅続伸。米国の景気減速懸念が和らいで投資家心理が上向いた。為替が円安方向に振れたことも日本株には追い風となり、東京市場は全面高状態だった。

 89%の銘柄が値上がりし、10%が値下がりした。出来高は9億8518万株、売買代金は2兆5952億円。

 業種別株価指数は33業種すべて上昇し、石油・石炭製品、電気機器、非鉄金属、鉱業、保険業、機械が上昇率上位だった。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高2億1148万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは反発。

 (10時19分)日経平均株価は高値もみ合い状態。幅広い業種が買われ、プライム市場全体では9割近い銘柄が値上がりしている。為替相場の円安が特に輸出関連業種の追い風になっており、この日はトヨタ <7203> が買い気配で始まった。市場関係者からは「このところ認証不正や円高といったマイナス材料もあり、トヨタの買い気配スタートはあまり見なかった光景だ」(大手証券)との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比578円29銭高の3万7304円93銭と上昇して始まった。前日の米国株上昇や為替相場の円安を受けて、幅広い業種で買いが先行している。