〔東京株式〕大幅続伸=米景気懸念和らぐ(16日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価と東証株価指数が大幅に上昇し、米国の景気減速懸念の緩和や円安の影響で投資家心理が改善。

全面高の東京市場で89%の銘柄が値上がりし、業種別株価指数も全て上昇。石油・石炭製品、電気機器などが上昇率上位。

トヨタの買い気配など、幅広い業種が買われる中、日経平均株価は高値もみ合い状態。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比1073円78銭高の3万7800円42銭、東証株価指数(TOPIX)は62.63ポイント高の2663.38と、ともに大幅続伸。米国の景気減速懸念が和らいで投資家心理が上向いた。為替が円安方向に振れたことも日本株には追い風となり、東京市場は全面高状態だった。

 89%の銘柄が値上がりし、10%が値下がりした。出来高は9億8518万株、売買代金は2兆5952億円。

 業種別株価指数は33業種すべて上昇し、石油・石炭製品、電気機器、非鉄金属、鉱業、保険業、機械が上昇率上位だった。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高2億1148万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは反発。

 (10時19分)日経平均株価は高値もみ合い状態。幅広い業種が買われ、プライム市場全体では9割近い銘柄が値上がりしている。為替相場の円安が特に輸出関連業種の追い風になっており、この日はトヨタ <7203> が買い気配で始まった。市場関係者からは「このところ認証不正や円高といったマイナス材料もあり、トヨタの買い気配スタートはあまり見なかった光景だ」(大手証券)との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比578円29銭高の3万7304円93銭と上昇して始まった。前日の米国株上昇や為替相場の円安を受けて、幅広い業種で買いが先行している。