300万を1年で3000万に!登録者23.1万人投資家YouTuber「『トレンド イズ フレンド』でストレスのない投資をしろ」

AI要約

投資家ライオン兄さんが銘柄選定のポイントや購入方法、売却時の注目点について紹介。

財務健全性や成長率、ブランド力などを重視した銘柄選定、上昇トレンドの押し目での買い付けをおすすめ。

売却時はファンダメンタルズよりテクニカルを見て、リカバリー不能な決算ミスや参入障壁の破壊などをポイントに考える。

300万を1年で3000万に!登録者23.1万人投資家YouTuber「『トレンド イズ フレンド』でストレスのない投資をしろ」

 現在、株式、投資信託、仮想通貨など、投資対象は多種多様だ。しかし、資産形成の計画が不明確では、目標の資産額に到達するのは難しいかもしれない。

 今回フィーチャーするライオン兄さん(X:@okane_315)氏は、FIREを達成し、その後金融と起業に特化したマネースクール「Financial Free College」の代表を務めている。彼が運営するYouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」は23.1万人の登録者を誇り、年齢に応じた資産形成のアドバイスやそのほか有益な情報を発信している。

 みんかぶマガジン短期連載「人気投資系YouTuberが教える、資産形成の羅針盤」第2回は、彼の銘柄選定の方法や資産形成の極意などについて話を伺った。

ーー銘柄を選定される際に、注目するポイントについて教えてください。

 銘柄選定の際には「財務健全性」を最初に確認します。また、個別株は紙切れになるリスクがあるため、倒産しないことが大前提です。

 加えて、売り上げや営業利益、EPSなどの成長率を確認し、利益率を保てる要因を分析したり、会社のブランド力や参入障壁などの定性的な面も重視しますね。

 上記を踏まえ、株価がすでに上昇している株を買います。理由は「トレンド イズ フレンド」という投資の格言があるように、トレンドは思っているより長く続くからです。

ーー具体的にどのような分析を経て、購入にいたるのでしょうか?

 テクニカルとファンダメンタルズの両方を見て、チャートが右肩上がりの場合、基本的には実際の業績に反映された状態だと言えます。ただし、人気先行で株価が上がっている場合、その限りではないこともあります。それでも、PERやPSRなどの指標で評価して数値が妥当であれば、ちゃんと業績で株価が上がっているかどうかはわかります。

 そこで株価と業績に乖離が見られたら、遅かれ早かれ株価は反落するので、チャートと業績の整合性が取れているかをチェックしつつ、移動平均線を見ていきます。そして問題がなければ、タイミングを見て購入します。

ーートレンドに乗りつつ、常に仮説・検証を忘れないのがポイントですね。

 投資した直後は含み損になりやすいタイミングゆえ、実は投資家が一番心配なタイミングなんです。ただ、一度株価が上昇すればそのまま安定するので、あとはもう高みの見物です(笑)。

 対して逆張りの場合、株価が戻るまでの時間やどれくらい戻るのかがわからないのでストレスがかかるんですよ。とはいえ、バリュー投資をしている方であれば、逆張りをする場合もあるかと思うので、結局は投資スタイルによるところはあるんですけどね。

ーーそのほか、購入の際に意識されていることはありますか?

 実は、米国株と日本株の性質には違いがあります。米国株は基本的に右肩上がりの銘柄が多いですが、日本株は株価が上下する銘柄も少なくありません。「株は安い時に買うべき」という考え方や、株価が下落している時に逆張りをする方もいます。特に日本株においては、業績が不振な場合、安値で購入しても株価が回復しない可能性があるため、あまりおすすめはできないですね。

ーーライオン兄さんのおすすめの購入方法とは?

「上昇トレンドの押し目で買う」ことです。そうすると、仮に深めに押しても、反発するのが早く、投資してからの含み損の期間も短いので、ストレスが少なくて済みますから。

ーーでは、売却時はどのようなところに注目されますか?

 売却時は、テクニカルよりファンダメンタルズを見ます。そしてリカバリー不能なほどの決算ミスをする、または参入障壁が破られて利益率やシェアが奪われた、などの時に売却します。上記は利益確定の考えで、エントリー前に考えていた仮説が間違っていると気づいた時は、第1回でお話したとおり、損切りして撤退しますね。