富士ソフトが上場廃止、米投資ファンドKKRが5583億円で買収

AI要約

富士ソフトは米投資ファンドKKRによるTOBで株式を非上場化することを発表。

同社は車載ソフトウエアの標準規格やモデルベース開発技術を提供しており、2023年から非上場化を検討してきた。

非上場化を通じて、安定した株主構成のもとで企業価値の向上を図る方針。

富士ソフトが上場廃止、米投資ファンドKKRが5583億円で買収

 システム開発を手掛ける富士ソフトは8日、株式を非上場化すると発表した。米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が株式公開買い付け(TOB)を実施し、約5583億円で買収する。買い付け価格は一株8800円で、9月中旬のTOB開始を見込む。

 同社は車載ソフトウエアの標準規格「AUTOSAR」などのプラットフォームやモデルベース開発技術を提供している。

 同社は、2023年にアクティビスト(物言う株主)である3Dインベストメント・パートナーズから非上場化を提案されて以降、特別委員会を設置し、方針を検討していた。非上場化を図ることで、安定した株主構成のもと、企業価値の向上に取り組む方針だ。