日経平均、過去最大の下落 鈴木財務大臣“冷静な対応”呼びかけ

AI要約

日経平均株価が過去最大の下落を記録し、鈴木財務大臣が冷静な対応を求める。

投資家の心境や動向、経済状況の懸念が示唆される。

株価の急落による影響と将来の不安に対する懸念が広がる。

日経平均、過去最大の下落 鈴木財務大臣“冷静な対応”呼びかけ

日経平均株価がブラックマンデーを超える過去最大の下落となったことを受け、鈴木財務大臣が5日午後、冷静な対応を呼び掛けました。

70代

「いや、きょう(5日)最悪ですね。たぶん、ベンツ買えるぐらいなくなった。 1200万くらいはここ3日でなくなっています。結構やばい、どうしよう」

街頭の株価ボードの前でも、途方に暮れる人がいました。

50代

「NISA始めたけど、どうなのかなとは思いますけど」

日経平均株価は、午後に入ってからも、売りが売りを呼ぶ展開。

(高瀬幸介記者報告)

「いま平均株価、下落幅がなんと4000円です。平均株価の下げ幅が前の営業日から4000円を超えました」

一時、平均株価は、2日の終値よりも4700円以上値下がりし、終値ベースでは過去最大となる4451円(下落率12.4%)の値下がりに。

これは、下げ幅3836円(下落率14.9%)を記録した、1987年のブラックマンデーの翌日を超える、過去最大の下げ幅です。

鈴木財務大臣

「新NISAで、新たに投資を始めた方に対する動揺があるのではないかという指摘ですが、冷静に判断をしていただきたい」

(高瀬記者報告)

「(5日午前)個別銘柄を示すボードは、値下がりを示す緑がずらっと並んで、ほぼ全面安の展開になっています」

日経平均株価、最高値を記録したのは、7月11日。

(経済部・島田龍二記者報告)

「4万2000円を超えた取引が続いています。取引時間中の最高値をきょう(7月11日)も更新しています」

わずか、ひと月足らず前のことです。

ところが翌日以降、下落が続くなど、2日には終値3万5909円に。2024年1月の水準まで下がっていました。

70代

「でも早すぎますよね、スピードが。逃げるひまがない」

「いや、だから世の中、少々お金もってためた人間が一瞬にしてこうなるってことは、やっぱり相場ってばくちですよね、大ばくち」

「まあこんなもんかな俺の人生」

投資家

 「上がったり下がったりすることに一喜一憂することはない。慌てることもない。問題ありません」

第一生命経済研究所 首席エコノミスト 永濱利廣氏

「米経済が懸念したほど悪くなければ、早期に落ち着き上昇する。最悪のパターンは、雇用が悪化して失業者が大幅に増える可能性」