アシックスは上昇加速か、ミズノは上昇再開期待…世界から注目を浴びる五輪スポーツウェア「チーム・ジャパン公式ウェアは2大会連続でこの企業」

AI要約

パリ五輪の日本代表の公式ウェアはアシックスが手掛けており、スポーツ関連企業にとっては重要なマーケティングイベントである。

アシックスを含む国内のスポーツウェアメーカーは、公式ウェアの販売を通じて五輪開催の恩恵を受けることが期待されている。

他にもミズノ、ゴールドウイン、デサント、ヨネックスなど、国内企業がスポーツウェアの製造や販売に注力している。

アシックスは上昇加速か、ミズノは上昇再開期待…世界から注目を浴びる五輪スポーツウェア「チーム・ジャパン公式ウェアは2大会連続でこの企業」

 パリ五輪の日本代表の公式ウェアは東京五輪と同様にアシックスが手掛けている。五輪はスポーツ関連企業にとって、一大マーケティングイベントだ。国内企業でパリ五輪開催の恩恵を受けるであろう、スポーツウェア銘柄を取り上げる。みんかぶプレミアム特集「金メダル級!パリ五輪銘柄リスト」第9回。

 世界中で放送されるオリンピック・パラリンピックは、世界展開を行う企業にとって自社ブランドを広める絶好の機会となります。IOC本体のスポンサー契約のみならず、各国の五輪組織との契約や各競技・選手個人との契約もあり、五輪はスポーツ関連企業にとって一大マーケティングイベントです。

 パリ五輪に参加する日本選手の公式ウェアを手掛けるのはアシックスです。アシックスはスポーツシューズのイメージがあるものの、東京五輪に続きパリ五輪でも日本代表の公式ウェアを手掛けています。スポーツウェアメーカーとしての側面を知らせる、有力なマーケティング方法といえるでしょう。

 五輪を契機にスポーツグッズが売れる、というのが毎回の経済サイクルの一面です。その意味では、公式ウェアを手掛けるアシックスはその恩恵を大きく受ける可能性があります。

 ただし公式ウェアを実際に購入しようとすると、ライセンスの関係などで類似製品に比べ割高な面が否めません。よって、公式以外のスポーツグッズも売れる傾向にあります。国内でスポーツウェアを手掛ける企業としては、アシックスも含め以下があげられます。

・アシックス<7936>:スポーツシューズ中心の事業展開ながらも、スポーツウェア事業も展開しておりパリ五輪では日本代表の公式ウェアを手掛ける。

・ミズノ<8022>:スポーツ用品専業大手。野球用品で有名だが、日本体操協会とオフィシャルサプライヤー契約を締結し、ユニフォームを提供。

・ゴールドウイン<8111>:東京五輪時よりスポーツウェアを手掛けるスポーツウェアの老舗企業。近年は『THE NORTH FACE』ブランドの国内展開で知られている。

・デサント<8114>:「デサント」、「ルコックス」などのブランドでスポーツウェアを手掛けている。伊藤忠商事の傘下企業。

・ヨネックス<7906>:バトミントン用品からスタートし、テニス・ゴルフ用品にも事業を展開。スポーツ用品のみならずウェアも手掛けている。

 各社の株価を見てみましょう。