東海3県上場265社 本紙調べ 女性取締役登用66% 前年比12ポイント上昇、生え抜きは微増

AI要約

調査によると、東海3県に本社を置く上場企業のうち、女性取締役が1人以上選任されている企業は66.8%に上り、前回調査より12.0ポイント上昇した。ただし、社外からの登用が多く、社内における女性取締役の割合はまだ16.7%にとどまっている。

社内での女性取締役の育成が難しい状況が浮き彫りになっており、改善が求められている。女性登用の動きは進んでいるものの、まだ課題や課題があることが示唆された。

今後も女性の登用や育成に力を入れ、企業の活性化や多様性の促進につなげていく必要がある。

 中部経済新聞社が東海3県(愛知、岐阜、三重)に本社を置く上場企業265社を対象に調査したところ、女性取締役が1人以上選任されている企業は、全体の66・8%にあたる177社と、7割に迫ることがわかった。2023年調査時と比べて12・0ポイント上昇し、女性取締役の登用が進んだ。ただ、社外から迎える例が多く、女性取締役総数に占める、生え抜きなどの「社内取締役」の割合は16・7%。3・4ポイントの上昇にとどまり、社内で育成する難しさが浮き彫りになっている。