地球誕生から50億年体感 万博「未来の都市」パビリオン 協会と12企業・団体が共同出展

AI要約

2025年大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンの展示内容が発表された。来場者は地球の50億年の変化を体感し、ICTを活用したソサエティー5・0の都市像を見ることができる。

施設は大規模であり、未来の技術を示す建築素材が使用されている。展示・演出のテーマは「幸せの都市へ。」であり、デジタル技術を駆使したプログラムが展開される。

見どころは未来の都市生活を体験できるエリアで、環境・エネルギーなど4つの分野で企業や団体が展示や演出を行う。秋には詳細が発表される予定。

地球誕生から50億年体感 万博「未来の都市」パビリオン 協会と12企業・団体が共同出展

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は17日、協会と協賛する12企業・団体で共同出展するパビリオン「未来の都市」の展示内容を発表した。来場者は、地球誕生から社会が形成され、成熟した後までの「50億年」の変化などを体感する。

万博が掲げるコンセプト「未来社会の実験場」を象徴する施設で、政府が提唱するICT(情報通信技術)を活用した社会「Society(ソサエティー)5・0」の都市像を示す。

施設は敷地面積約4800平方メートルで、今回の万博パビリオンの中でも大規模なもの。建築素材にはリサイクル可能な鉄骨や、二酸化炭素を吸収するコンクリートを使い、未来の技術をみせる。

展示・演出のテーマは「幸せの都市へ。」とし、デジタル技術を活用したプログラムを展開。来場者は高さ5メートル、全長92メートルのカーブの空間を進み、地球や社会の50億年の変化を体験する。この空間を抜けると、ソサエティー5・0が実現した2035年の社会が、立体映像として目の前に展開される。

見どころは、産業・技術の視点から未来の都市生活を体験するエリア。企業・団体が「環境・エネルギー」や「交通・モビリティ」など4つの分野で、それぞれの強みを生かした展示や演出を繰り広げる。同エリアについては秋ごろに詳細を発表する。(井上浩平)