「ブラックサンダー」を無料配布 要望で商品復活、九州に恩返し

AI要約

有楽製菓は、菓子「ブラックサンダー」が9月に発売30周年を迎えることを前に、福岡市の地下街で無料配布イベントを実施した。

「ブラックサンダー」は、発売から1年で生産を終了したが、九州の一部業者からの要望を受けて復活し、「アリガトサンダー」と印刷されたバージョンを配布した。

イベントに参加した人たちからは、懐かしさを感じる声が上がり、感謝の気持ちが伝わった。

 「あのとき助けていただいたブラックサンダーです」―。有楽製菓(東京)は17日、菓子「ブラックサンダー」が9月に発売30周年を迎えるのを前に、福岡市の地下街で無料配布イベントを実施した。売り上げが伸び悩み発売から1年で生産を終了したものの、九州の一部業者から要望があり復活。「九州の顧客に感謝を伝えたい」と恩返しイベントを企画した。

 天神地下街のブースで「アリガトサンダー」と印刷されたブラックサンダーを配布し、感謝を伝えた。昼休みに同僚と訪れた30代の女性は「学生の頃よく食べていた。久しぶりに買ってみようと思う」と笑顔で話した。