米株式ファンド、資金流出 決算シーズン前の警戒感で

AI要約

米国株ファンドは決算シーズンを控え警戒感と利益確定売りにより、3週ぶりの資金流出となる。

大型株ファンドやマルチキャップファンドからの売り越しが目立ち、セクター別株式ファンドではテクノロジーファンドが大幅な買い越しを記録。

一方、米国債ファンドとマネーマーケットファンドは連続で資金流入を続けている。

米株式ファンド、資金流出 決算シーズン前の警戒感で

[12日 ロイター] - LSEGのデータによると、10日までの1週間に米国株ファンドは約35億7000万ドル売り越された。決算シーズンを控え警戒感と利益確定売りがみられ、3週ぶりの資金流出となった。

前週は85億6000万ドルの買い越しだった。

セグメント別では、大型株ファンドから32億4000万ドルが流出し、3週ぶりの売り越し。マルチキャップファンドから8億7300万ドルが流出。中型株から6億6400万ドル、小型株ファンドからも8700万ドル、それぞれ流出した。

一方、米国のセクター別株式ファンドには4億4300万ドルが流入。テクノロジーファンドが6億1500万ドルと大幅な買い越しとなったことが支えとなった。

米国債ファンドは37億7000万ドルの買い越しで、6週連続での資金流入となった。

マネーマーケットファンド(MMF)は39億8000万ドルの買い越しと、2週連続の資金流入となった。