〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.86%高、独0.41%高(4日)

AI要約

欧州株式市場は4日、総じて上昇。米利下げ観測や英国総選挙での政権交代が影響。FTSE100は0.86%高で取引を終える。

各指数も上昇傾向。DAXやCAC40も0.41%〜0.83%高となる。

個別銘柄では医療機器や流通、金融関連が上昇傾向。一方で衣料小売やシステム関連は下落。

 【ロンドン時事】4日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比70.14ポイント(0.86%)高の8241.26でこの日の取引を終えた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.41%高、フランスCAC40種指数は0.83%高、ストックス欧州600種指数は0.56%高だった。

 軟調な米指標を受けて米利下げ観測が広がっていることから、株価が上昇。英株では、この日投開票の総選挙で14年ぶりの政権交代が確実視される中で買われた。ただ、米市場が休場のため取引は低調だった。

 FTSEの構成銘柄では、アクティビスト(物言う株主)の出資が明らかになった医療機器大手スミス・アンド・ネフューが6.87%高、流通大手バンズルが2.90%高、金融大手バークレイズが2.84%高と上げを主導。一方、衣料小売り大手ネクストが1.91%安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが1.75%安。

 DAXでは、自動車部品大手コンチネンタルが9.54%高と上昇率トップ。防衛大手ラインメタルが2.02%高、医療機器のザルトリウスが1.72%高と続いた。一方、香料大手シムライズが0.96%安、業務用ソフトウエア大手SAPは0.34%安だった。