年季の入ったホンダ「シビックRS」は、東京大学とコラボしてNZのラリーに参戦した思い出の1台! 不動状態から整備して現在の姿に戻しました

AI要約

ホンダ学園卒業生の川崎智仁さんの愛車は、1975年式のホンダ「シビックRS」で、在学中に製作されたクルマを譲り受けて維持している。

元のオーナーのもとでほぼ動かない状態から川崎さんが復活させ、現在は楽しみながら所有している。

川崎さんは将来的に元のパーツを再び付けたいと考えており、維持に力を入れている。

年季の入ったホンダ「シビックRS」は、東京大学とコラボしてNZのラリーに参戦した思い出の1台! 不動状態から整備して現在の姿に戻しました

ホンダ学園卒業生の川崎智仁さんの愛車は、1975年式のホンダ「シビックRS」です。彼が在学中にニュージーランドのラリーに参加するために製作されたクルマで、当時は乗る機会はなかったものの、その後に譲り受けて現在はオーナーとして維持しています。前オーナーのもとでほぼ動かない状態から現在の姿まで復活させました。

「在学中に東京大学とのコラボレーションプロジェクトで、ニュージーランドで行われたヒストリックカーラリーに参加するために2台のシビックを製作しました。このクルマはそのうちの1台です。先輩方が購入したこともあり、当時は乗れなかったんですけどね。このクルマはその後、元のオーナーさんのところへ戻ったのですが、そのオーナーさんが海外へ行くことになったため日本で乗ってくれる人を探していて、自分が乗ることになりました」

ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関東のOBである川崎智仁さんがこうして手に入れた1975年式ホンダ「シビックRS」は、プロジェクト当時はさまざまなパーツをメインカーに移植するためのサブカー扱いだったそうだ。前オーナーの元へ戻ってから5年ほど経過し、ほぼ動かない状態から川崎さんが作業して現在の姿まで復活したのだという。仕様はほぼノーマルに戻されたが、当時から気に入っていたリアウイングは購入時に探してもらい、再度装着している。

「学生の頃は乗る機会がなかったので、今最高に楽しいですね。もう1台EK9型シビックも持っているのですが、それに比べたら圧倒的に軽いですし、加速感もあまり変わらないように感じます。どこを走っても軽快ですし、6000~7000回転は回るので面白いですね。

パーツ類の在庫はほぼ皆無ですが、海外サイトでたまに出てくるのでどうにかなっています。そういえば自分で調べたのですが、ステアリングはランチア ストラトスと同じっぽいんですよ。でもなぜかホーンボタンにスズキ ジムニーのマスコットのサイが付いていて、謎な部分もありますが……。今はワタナベのホイールを装着していますが、夏用にハヤシストリートも持っています。カンパニョーロも4本あるんですけど、マグネシウム製なので使えないんです」

学生の頃に手を入れたクルマを、オーナーとして所有することになった川崎さん。今後はどのように楽しみたいと思っているのだろうか?

「もともと付いてたソレックスのキャブとインテークマニホールドを再び付けたいと思い、必死に磨いています(笑)。あとは、維持していくだけで今のところは手いっぱいですね」