3000万円の戸建てだと月々の住宅ローン「返済額」はどうなる?4人家族・年収400万円でシミュレーション

AI要約

住宅購入における住宅ローンの返済についてのシミュレーション結果を紹介。

頭金を用意することで月々の返済額を減らす方法を提案。

頭金を準備する方法として、毎月コツコツ貯金や両親からのサポートを受ける方法を紹介。

3000万円の戸建てだと月々の住宅ローン「返済額」はどうなる?4人家族・年収400万円でシミュレーション

大きなライフイベントとして住宅の購入があります。マンションや戸建てなどさまざまな選択肢がありますが、多くの場合、住宅ローンを組んで毎月返済していくことになりますが、なかには「自分の収入でローンを返済していけるだろうか」と不安を抱える方もいるかもしれません。

今回は3000万円の戸建てを購入することを想定して、住宅ローンの返済額を紹介します。

住宅ローンの返済比率は、年収の20~25%程度までが目安といわれるようです。これ以上になると返済が難しくなるでしょう。

今回は3000万円の戸建てをフルローンで購入し返済していくことを想定します。なお、シミュレーションに使用したのはJAバンクの住宅ローンシミュレーション(新規借入)です。

●返済期間35年

●固定金利5年(当初金利2.25%、当初固定金利期間終了後4.0%と仮定)

●ボーナス支払いなし

なお、諸費用やローン保証料などは考慮しないものとして算出します。3000万円を返済する場合は、下記の通りです。

表1

※筆者作成

3000万円を返済する場合、月々10万円以上の支払いが発生することが分かります。次に500万円の頭金を用意できると仮定し、2500万円を借りる場合で算出します。

表2

※筆者作成

500万円の頭金を用意できると、月々の返済額は最初のシミュレーションよりも1万5000円程度減り、8万円台になりました。

以上の結果からフルローンよりも頭金を用意した方が月々の返済額が減らせることが分かります。

少しでも返済額を抑えたいと考える場合は、頭金を用意してから住宅購入に進むことをおすすめします。

ここからは頭金を用意する方法を2つ紹介します。頭金は自身でコツコツ貯金する方法と両親からのサポートを受ける方法が多くみられます。

■毎月コツコツ貯金

住宅の購入を急いでいない場合、毎月貯金する方法があります。たとえば、固定費や娯楽費を見直して、月に2万円や3万円をねん出しましょう。自分では「これ以上削れない」と思っていても、家計簿をつけていると予想外の出費が見つかる可能性があります。

■両親からのサポートを受ける

住宅を購入する際、両親のサポートを受けるケースもみられます。両親から100万円や200万円などまとまった金額を頭金として受け取った場合は、ありがたく活用しましょう。自分でも頭金を貯めているのであれば、自分で貯めたものと両親からのサポートを合算すると、購入後のローンの返済額を軽減できます。

両親からサポートを受けた場合は、感謝の気持ちを伝えることはもとより、購入後に家に招くなど心遣いが大切です。