トヨタ、5月世界販売は前年同月比2%減-不正影響でダイハツ大幅減

AI要約

トヨタ自動車は、5月の世界販売が2%減の88万8491台であったことを発表した。

地元企業との激しい競争が続く中国市場では14%の減少が見られたが、北米や欧州市場の販売が堅調であった。

トヨタ本体および子会社のダイハツ工業で不正問題が発覚し、今後の業績への影響が懸念されている。

(ブルームバーグ): トヨタ自動車は27日、5月のグループ世界販売が前年同月比2%減の88万8491台だったと発表した。

発表によると、トヨタ単体の世界販売は微増の84万681台だった。地元企業などとの厳しい競争が続く中国における販売は同約14%減となったが、堅調な北米や欧州の販売が補った。認証不正の影響で一部車種の生産が止まっていた子会社ダイハツ工業の販売は同34%減だった。

6月にはトヨタ本体でも不正があったことが分かり、対象3車種の生産・出荷停止が続く。今後台数減少や仕入れ先への補償が業績の下押し要因となる恐れがある。

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