ChatGPTで手書きメモをデジタル化!その実力とは?

AI要約

ChatGPTのアップデートにより、画像認識と手書き文字の読み取り機能が向上した。しかし、完璧な読み取り精度ではないことがわかった。

手書きの記事構成メモやアンケートの集計など、異なるコンテキストでの試行を行い、読み取り精度を確認した。

結果として、短い文章や記述式の内容は比較的正確に読み取られる傾向があり、マインドマップのような情報はチャートで出力することも可能である。

ChatGPTで手書きメモをデジタル化!その実力とは?

ChatGPTのアップデートで画像認識の性能が格段にアップしました。それに伴い手書きのメモも読み取ってくれるように。

そこで、読み取り機能がどのレベルで使えるか試してみました。

結論から言うと、どんな手書きの文字でも必ずしも読み取れるわけではありません。

まずこれまで記録したノートを見返して、記事の構成メモを撮ってChatGPTに送ってみました。

思いのほか、自分の字が乱雑に書かれていたこともあって、意図していた通りには読み取ってもらえていません。色々試してみましたが、1番精度が高かった画像は以下です。

7割は読み取れている印象です。完全にテキスト化するなら、もう少しはっきり整った字で書く必要がありそうです。

次に、お客様アンケートやワークショップなどのアンケートの集約で活用できないかどうか試してみました。

実験するために、作成したアンケートに手書きで選択肢にマルをつけ、自由記述欄にも一言ずつ記入しました。

今回はChatGPTに5枚読み取ってもらいました。

正確に読み取っているように見えますが、すべてを完璧に読みれているわけではありませんでした。

記述式でも短ければ読み取れる

一方で、記述式の内容はほとんど正確に読み取っていました。

「データ」と書いた部分が「デジタル」に変わっていますが、テキストで読んでも意味はわかります。ちなみに、ペンの色を変えたり、走り書きで書いたりした文章もありますが、読み取れています。

短い文章の読み取りなら精度が上がるのかもしれません。

最後はマインドマップのようなメモの場合です。単語の羅列はほぼ読み取り、分類してくれました。

チャートで出力も可能

ただ、プロンプトでアウトプットが変わります。「これを図に表してください」と入力すると、以下のようなチャートが出力されます。

メモのイメージに近い図に切り替えることもできるのですが、日本語の表記には対応していないようです。