パラマウント、ストリーミング事業の国際展開で提携候補と協議

AI要約

米映画・テレビ大手パラマウント・グローバルは、世界でストリーミング事業を展開するための提携先候補と協議中であり、成功すればネット配信サービスを大きく変革できる可能性がある。

共同最高経営責任者が従業員との対話集会で、提携による規模拡大や収益性向上、長期的な価値創出に期待を示した。

パラマウントは資産売却を検討し、調達資金を負債の削減に活用する計画を進めている。

(ブルームバーグ): 米映画・テレビ大手パラマウント・グローバルは、世界でストリーミング事業を展開するための提携先候補と協議しており、合意に達すればネット配信サービスを「大きく変革」できるとの見方を示した。

2カ月前に共同最高経営責任者(CEO)に任命された3人が25日、そろって従業員との対話集会に臨んだ。

共同CEOの一人、クリス・マッカーシー氏は提携によって「サービスの規模と収益性が変わり、利益を確保するともに長期的な価値をもたらせる」と指摘。米国内で展開している動画配信サービス「パラマウント・プラス」のモデルにもなり得ると述べた。

パラマウントの支配株主であるシャリー・レッドストーン氏は今月に入り、独立系の映画プロデューサー、デービッド・エリソン氏が率いるスカイダンス・メディアからの合併提案を拒否した。

パラマウント会長、スカイダンス・メディアとの合併交渉打ち切り

ブライアン・ロビンス共同CEOは会議の冒頭、合併協議について言及。「雑音が消えるとは言い切れないが、当社がどのような道を選ぼうとも、われわれは成功へと導く前進計画を打ち出すために今日ここにいる」と語った。

3人目の共同CEOであるジョージ・チークス氏は、パラマウントが投資銀行を起用して一部資産を売却し、調達資金を負債の削減に充てる予定だと明らかにした。

原題:Paramount Talks With Potential International Streaming Partners(抜粋)

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