〔欧州株式〕軒並み下落=英0.41%安、独0.81%安(25日)

AI要約

欧州株式市場は25日、軒並み下落。エアバスの業績予想下方修正が影響し、航空宇宙関連株が売られた。

フランス国民議会選挙の警戒感もあり、株価指数はそれぞれ0.23%から0.81%安となった。

バーバリーやエアバスなどの企業が大きく売られ、一方でアドミラル・グループやDSスミスなどが上昇した。

 【ロンドン時事】25日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比33.76ポイント(0.41%)安の8247.79で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.81%安、フランスCAC40種指数は0.58%安、ストックス欧州600種指数は0.23%安だった。

 航空機大手エアバスが業績予想の下方修正や宇宙事業に絡む9億ユーロの費用計上を発表したことから、他の航空宇宙関連株にも売りが波及した。フランス国民議会選挙の第1回投票を30日に控えた警戒感も欧州株の重しとなった。

 FTSEの構成銘柄では、高級衣料のバーバリーが4.46%安、医療機器のコンバテックが4.14%安、通信大手BTが3.52%安と大きく売られた。一方、自動車保険のアドミラル・グループは2.26%高、格安航空大手イージージェットは1.85%高、包装資材大手DSスミスは1.42%高となった。

 DAXでは、エアバスが9.51%安と急落したほか、医薬大手メルクが5.72%安、航空機エンジン大手MTUエアロも3.50%安と売り込まれた。半面、通販大手ザランドは1.48%高、業務用ソフトウエア大手SAPは1.26%高、素材化学大手コベストロは1.19%高で取引を終えた。