隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも

AI要約

電車やバスで席ががら空きなのにも関わらず、トナラ―行為が問題視されている。

トナラ―の心理や対策、海外での反応についても考察されている。

隣に座られた場合の対策や移動する人も少なくない。

隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも

 電車やバスで席ががら空きなのにも関わらず、わざわざ隣に座ってくる人がいる。いわゆる「トナラ―」と呼ばれる人である。

 先日は、40代の有名男性声優がトナラ―行為により隣の席の女性に席を移られたことを

「不快」

「なんかしらのハラスメント」

だと感じたという投稿が物議を醸した。その後投稿は削除され、世間に不快な思いをさせたという旨のおわびの文が掲載された。

 女性にとって男性のトナラ―は痴漢の可能性も考えられるので、不気味な存在である。一般に、トナラ―に来られて席を変える理由について、SNSではときにストレートすぎる表現ではあるが、このように書かれている。

「キモいから」

「臭いから」

「不潔だから」

「体温が高くて熱いから」

「大柄な人に来られると狭くなるから」

「荷物が多いから」

「キモイ」というのは、トナラ―個人の問題である場合もあれば、隣に座ってくる行為・感覚に対しての場合もある。つまり

「男女どちらでもトナラ―は嫌われる」

ことを知っておきたい。そもそも、「空いているのになぜわざわざ隣に来るのかわからない」、「とにかく来るな」といった声であふれている。

これらが日本特有の感覚とは思えないが、実際に海外でトナラ―は問題視されているのだろうか。

 海外のSNSである「Quora(クオーラ)」や「reddit(レディット)」では、

「公共交通機関では空席があるのに、なぜ隣に座ってくる人がいるのでしょうか」

「空席があるのに隣に座ってくる人を阻止する方法はありますか」

といった掲示板が過去にいくつも立てられている。「空席がたくさんあるのなら、隣に座らないのはマナー」だという書き込みが多く、もしもそうしたら、

「相手から厳しい視線を浴びることになる。バスで空席だらけなのに、自分以外にひとりしかいない人の隣に座る、そんな人にはならないで。特に、自分が男性で女性の場合はなおさら」

というのは、日本とまったく変わらない。

 コメントへの返信では、日本と同じで、隣に駐車してくる車のことにも言及されている。

「ヨットに乗っていて静かな停泊地を見つけたのに、すぐに隣にもう一艘(そう)やってきて静かで穏やかな時間が一瞬で終了した」

という“船バージョン”もあった。

「群れをなしたいという本能なのではないか?自分のように真逆の感覚の人もいるけれど」

というトナラ―の心理を分析した投稿が同意を集めている。電車やバスで隣の人が話しかけてくることは日本よりも珍しくないので、

「きっと話しかけられたいと思われているのでは」

というものも複数あった。隣に座らせないための対策に、

・席に荷物を置く

・近づかないでほしいというオーラを放つ

・卵など臭いがするもの、そしゃく音が出る食べ物を食べる

といったことをする人もいるが、隣に来られたら席を移動するという人が少なくないようだ。