![](/img/media/664df1b63820b.jpg)
日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは
ステージアは豪華な装備と広い居住スペースが特徴で、初代は日産の高級セダンに匹敵する内装を採用していた。
初代ステージアはRB25DETエンジンを搭載し、マルチリンクサスペンションやE-TSを活用した安定した走行性能を持っていた。
2000年式のカスタムステージアはR34スカイラインGT-Rのフロントフェイスを移植し、5速ミッションやNEO6エンジンを搭載するなど高性能化が図られている。
![日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは](/img/article/20240623/66775385ab394.jpg)
かつて、日産には「ステージア」というステーションワゴンが存在しました。
今回、とあるステージアが中古車市場に登場し、話題になっています。どのような特徴があるのでしょうか。
1980年代まではクルマといえばセダンかコンパクトカーが主流の時代でしたが、1989年に誕生したスバル初代「レガシィ」によってワゴン人気が高まり、一大ブームとなりました。
その後、1996年にワゴンブームの真っ只中に登場したのがステージアです。
初代ステージアのボディサイズは、全長4800mm×全幅1755mm×全高1490mm(2WD車)と当時としては堂々たるもので、迫力あるエクステリアとして注目を集めました。
豪華な装備も特徴で、内装のクオリティは当時の同社高級セダン「ローレル」に準ずるものが採用されていました。
また、スクエアなフォルムは居住スペースや荷室スペースも広く、ファミリーカーとしても高い需要を誇ります。
ほかにも、その魅力は大きさだけでなく、日産自身も「プレステージ・ツーリングワゴン」というコンセプトを掲げているだけに最新の技術が投入されていました。
リアのサスペンションには当時のワゴンでは珍しいマルチリンクを採用しただけでなく、4WD車にはシンクロモード付きアテーサE-TSを搭載することで、路面状況にかかわらず安定感のある走りを実現。
さらにパワートレインには日産の名機ともいわれている「RB25DET」を搭載することで、最高出力は前期型で235ps、後期型では280psを誇ります。
このような現在でも通用するスペックの初代ステージアですが、個性的なカスタム車両が中古車市場に登場して話題になっています。
今回のカスタムステージアのベースは、2000年(平成12年)式のステージア260RSタイプエアロの25T RS FOUR Vで、走行距離は13万4000kmです。
そして最大のカスタムポイントは、フロントフェイスがR34こと「スカイラインGT-R(BNR34)」そのものを移植していることです。
フロントフェンダーやボンネットのつなぎ目をみても違和感がなく、R34 GT-Rの人気色のミレニアムジェイドで全塗装されていることもあって、フロントから見た姿はまさにR34 GT-Rといえるでしょう。
反面、リア周りやインテリアはノーマルのステージアとなっていて、与えるインパクトは控えめになっています。
さらに今回のカスタムステージアは、通常のATからR33 GT-Rの5速ミッションに換装してあり、組み合わせるパワートレインはRB25DET最強のNEO6が搭載。
ホイールも軽量なDIREZZA ST01F 18インチ、サスペンションも社外車高調に換装されており、ハイパワーにも対応しています。
ほかにも社外前置きインタークーラーや社外エアクリーナーなど、ライトチューンを実施しておりノーマルよりも明らかに高い走行性能を誇っているといえるでしょう。
※ ※ ※
今回のステージアは車両本体価格248万円にて取り扱っており、価格はほかの相場を参考にして算出したとのことです。