「原チャリ」の時代に幕 ホンダが50cc以下のバイク生産を終了へ

AI要約

ホンダが生産終了する総排気量50cc以下の原付きバイクについて、販売低迷や排ガス規制が背景にある。

1982年には278万台の生産台数を記録したが、最近は15万台に減少。電動アシスト自転車などの影響もある。

50cc以下の原付きバイクは通勤や通学に利用されていたが、その需要が減少している。

「原チャリ」の時代に幕 ホンダが50cc以下のバイク生産を終了へ

 原付き免許で運転できる総排気量50cc以下の原付きバイク(原動機付き自転車)について、ホンダが生産を終了する。販売が低迷していることや、来年導入される排ガス規制で生産ができなくなることが背景にある。

 原付きバイクは総排気量50cc以下の一種、同51~125cc以下の二種がある。一種は原付き免許で運転でき、通勤や通学などの足として国内で人気を博した。1982年のピーク時に生産台数は278万台を記録した。

 だが、電動アシスト付き自転車や電動キックボードの普及もあり、販売が低迷。日本自動車工業会によると、50cc以下の原付きバイクの生産台数は、2022年で15万台。ピーク時の5%にとどまった。