老後は月に1回「国内旅行」に行きたいと思っています。いくら余分に貯めておけばいいですか?

AI要約

老後に月に1回国内旅行に行く場合の費用について解説。京都、仙台、福岡の場合それぞれの予算を紹介。

これらの旅行先にかかるおおよその費用をシミュレーション。京都:約65万5680円、仙台:約49万8120円、福岡:約89万7840円。

毎月コツコツ積み立てておくことが重要。老後に楽しい旅行を計画するために、旅行代として貯金を始めよう。

老後は月に1回「国内旅行」に行きたいと思っています。いくら余分に貯めておけばいいですか?

仕事をリタイアした老後は、時間にも余裕があります。そのため、旅行や趣味にお金や時間をかける人が多いでしょう。国内旅行は海外旅行に比べて安いとはいえ、物価が高騰しているため、資金を確認してから計画しなければなりません。

今回は「もしも老後、月に1回国内旅行に行くなら」というテーマで、どれくらいの資金を貯めておく必要があるのか解説します。

まず、国内旅行に必要となる費用について確認しましょう。東京からメジャーな観光都市に行った場合の旅行費を、いくつか解説します。なお、食事代に関しては食べる量や食べるものにもよりますが、いずれの旅行先においても1万円と想定して計算します。

◆東京から京都へ一泊二日の旅行

まずは東京から京都へ旅行に行く場合の費用についてみてみましょう。

※筆者作成

国内旅行の定番ともいえる京都への旅行は、観光名所付近のホテルや交通の便がよいホテルを選ぶ場合は、ホテル代は少し高額です。本格的な京料理を堪能したいとなれば、食事代についても余裕を持って見積もっておくことが必要になるでしょう。

◆東京から仙台に一泊二日の旅行

次に仙台に行く場合の費用を見ていきましょう。

※筆者作成

利便性を考慮して駅近のホテルにする場合、ビジネスホテルを選べば費用をより抑えられるでしょう。

◆東京から福岡に一泊二日の旅行

最後に福岡への旅行にかかる費用について見ていきます。

※筆者作成

東京から福岡(博多)に新幹線で行く場合、もっとも速いのぞみでも約5時間かかります。また、距離があることから交通費は往復で5万円近くになるでしょう。

ここでは実際に老後月に1回東京から各地に出掛ける際のおおよその旅行費用をシミュレーションします。今回は前章で試算した「京都」「仙台」「福岡」に行く場合で見てみましょう。

◆東京から京都の場合はおよそ65万5680円

東京から京都まで毎月旅行に行った場合の金額は、1年でおよそ65万5680円でした。60万円を超える金額にはなりましたが、京都には有名な観光スポットがたくさんあるため、金額に見合った充実した時間を過ごせるでしょう。

◆東京から仙台の場合はおよそ49万8120円

東京から仙台の場合はおよそ49万8120円です。京都や福岡よりも旅行にかかる費用をもっとも抑えられることが分かります。

◆東京から福岡の場合はおよそ89万7840円

東京から福岡の場合はおよそ89万7840円と、今回紹介した中ではもっとも費用がかかるといえます。東京からの場合、九州地方や離島、北海道などへの移動は長距離になります。距離がある旅行先の場合には、費用を多めに見積もる必要があるでしょう。

今回検証した結果によると、老後月に1回国内旅行に行く場合、京都、仙台、福岡のケースでは、年間約50万円~90万円の資金が必要になることが分かりました。ただし、この費用はあくまで試算で、実際に使う交通手段や宿泊先などによって費用は変わります。目安として参考にしてください。

老後の旅行資金は毎月コツコツ積み立てておくことが大切です。実際に行きたい場所がでてきたときに、資金のことをそれほど気にすることなく、すぐに計画を立てられます。毎月余剰金から「旅行代」として貯金を始め、楽しい老後を迎えましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー