韓国ネイバーと合意時期示せず 株主総会でソフトバンク社長

AI要約

携帯電話大手ソフトバンクの宮川潤一社長が、LINEヤフーの資本関係見直しに関して韓国IT大手ネイバーとの合意時期が示せないと認識を示した。

宮川氏は韓国世論の反発などを受け、7月1日までの合意目指す交渉が停滞していることを明かした。

7月1日までに情報流出問題の対応策を総務省が求めている中、宮川氏はLINEヤフーの将来を考えて限りのことをしたいと話している。

 携帯電話大手ソフトバンクの宮川潤一社長は20日の定時株主総会で、傘下のLINEヤフーの資本関係見直しに関し、韓国IT大手ネイバーと合意できる時期は示せないとの認識を示した。7月1日までの合意を目指すとしていたが、韓国世論の反発を受け交渉は停滞している。

 宮川氏は、LINEヤフーの要請を受け「セキュリティーガバナンスや事業戦略の観点でネイバーと継続して協議している」と説明した。「LINEヤフーの将来を考えてできる限りのことをしたい」とも述べた。

 7月1日は総務省がLINEヤフーに対し、情報流出問題の対応策の報告を求めた期限。宮川氏は5月、「本当に間に合わせたい」と話していた。